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歯んどbook =用語集=

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混合診療

保険診療と保険外診療が混在する、あるいは保険給付と保険外の患者負担が混在することを混合診療と呼ぶ。現在の日本の健康保険制度では保険診療と保険外診療を併用することは原則として禁止されている。ただし、保険診療と保険外診療が混在することは、次の二点に関して認められている。

① 保険外併用療養費制度には「評価療養」と「選定療養」がある。「評価療養」は高度の医療技術を用いた療養その他の療養であって保険適用を評価する必要のあるもの。「選定療養」は患者さんの選択を広げる意味合いで、特別の病室の提供などについて認められているもの。歯科では前歯の金合金等、金属床総義歯、予約診療、時間外診療、小児う触の指導管理などがある。

② 歯科通知文 第12部歯冠修復及び欠損補綴 通則21 にて定められた事項
保険給付外の材料等による歯冠修復及び欠損補綴は保険給付外の治療となるが、この取扱いは、歯及び口腔に対する治療体系が細分化されている歯科治療の特殊性に鑑み、当該治療を患者が希望した場合に限り、歯冠修復にあっては歯冠形成(支台築造を含む。)以降、欠損補綴にあっては補綴時診断以降を、保険給付外の扱いとする。その際に、当該治療を行った場合は、診療録に自費診療への移行等や当該部位に係る保険診療が完結している旨が判るように明確に記載する。

なお、従来あった所謂昭和51年管理官通知(「歯科領域における保険給付外等の範囲について」(昭和51年7月29日保文発第352号))は、平成26年度診療報酬改定において廃止された。
日本の保険制度では健康保険でできる診療行為が限定され、医療の一部分しか給付されない。医療技術や医療機器の進歩や新薬の登場も保険制度の種々の制約から保険に直ちには反映されない。そこで混合診療が常に問題となることになる。平成23年10月の最高裁の混合診療原則禁止は適法との判決があったが、TPPでの混合診療解禁問題についてはなお様々な議論がある。

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