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歯んどbook =用語集=

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基礎的財政収支(プライマリーバランス)

財務省の解釈によれば、基礎的財政収支とは、「債務残高がゼロであった場合の財政収支を意味するもので、借入を除く税収等の歳入から過去の借入に対する元利払いを除いた歳出を差し引いて計算される。」とのことである。役人の作文だけあってわかり難いが、要するに「国家の義務である政策的支出が、その年度の主たる国庫収入である税収等で十分にまかなえているかどうか」ということに尽きる。ここで政策的支出の最大のものは言うまでもなく社会保障費、換言すれば、医療年金の給付であるといって差し支えない。

近年のわが国の基礎的財政収支は大幅な赤字となっており、政府は2010年初頭における基礎的財政収支の黒字化を目指しているが、これが首尾良く達成されたからといって債務残高がただちに減少するわけではない。国債の償還費用は基礎的財政収支の埒外であるからだ。

国債と政府短期証券、借入金などを合わせた国の借金総額は平成18年度時点で770兆円を超え国内総生産(GDP)の160%を超過し、先進国中最悪の状態である。国民個人が借財の弁済を怠ればただちに科料を課せられるのが世の常であるが、借主が国家である場合は様子が異なるようだ。国家の義務である医療年金の給付に大鉈を振るえば済むからである。

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