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歯んどbook =用語集=

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口腔機能低下症

病 態

加齢だけでなく,疾患や障害など様々な要因によって,口腔の機能が複合的に低下している疾患。放置しておくと咀嚼機能不全,摂食嚥下障害となって全身的な健康を損なう。高齢者においては,う蝕や歯周病,義歯不適合などの口腔の要因に加えて,加齢や全身疾患によっても口腔機能が低下しやすく,また,低栄養や廃用,薬剤の副作用等によっても修飾されて複雑な病態を呈することが多い。そのため,個々の高齢者の生活環境や全身状態を見据えて口腔機能を適切に管理する必要がある。

症 状

口腔内の微生物の増加,口腔乾燥,咬合力の低下,舌や口唇の運動機能の低下,舌の筋力低下,咀嚼や嚥下機能の低下など複数の口腔機能が低下している。

診断基準

具体的には以下の項目の内3項目当てはまると口腔機能低下症と診断される

・口腔不潔 総微生物数6.5Log10(CFU/mL)以上 細菌カウンタ

・口腔乾燥 口腔水分計:27.0未満(ムーカス)

・咬合力低下 咬合力:200N未満(デンタルプレスケール)

・舌口唇運動機能低下 オーラルデュアドコキネシス 6回/秒未満

・低舌圧 最大舌圧:30kPa(JMS舌圧測定器)

・租借機能低下 グルコース濃度:100mg/dL未満(グルコラム)

・嚥下機能低下 EAT-10合計点数:3点以上

口腔機能低下症

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