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歯んどbook =用語集=

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損税

(損税=控除対象外消費税)
消費税は事業者の行った売上やサービスの提供に対して課税され、消費税相当額が販売する商品やサービスの価格に上乗せされて、最終的に消費者に負担転嫁される仕組みになっている。現在、保険診療報酬は非課税になっており、一般事業者であれば課税仕入れで生じた消費税を売上価格に転嫁することは可能だが、保険診療ではそれができない。そこで発生するのが損税である。そのため保険医療機関ではたえず損税の問題を抱えることになる。診療報酬全体に占める保険診療報酬の割合の高い医療機関では、課税仕入にかかる消費税のうち非課税売上に対応する額、すなわち控除できない消費税が多くなるため損税の負担が重くなる。

控除できない消費税を自ら負担しているのは保険診療を行っている全ての医療機関である。課税売上高が5千万円以下であれば簡易課税制度を選択することができ、課税売上にかかる消費税に一定の率(医業は50%)を乗じた額を、課税仕入にかかる消費税のうち課税売上に対応する額とみなして計算し、自由診療報酬にかかる消費税額からその50%を控除した額が納付税額となる。しかし、支出した消費税のうち保険診療報酬に対応する額は控除されない。従って簡易課税制度を選択しても損税は解消できない。また、年間の課税売上が1千万円以下の医療機関であれば消費税の納税義務者とならないため、一見、損税の問題と無関係と思われるが、保険診療に関わる課税仕入れがあるため、当然ここでも損税は発生している。

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