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2012.6.27

【鹿児島県】石井みどり氏とのデンタルミーティング開催

平成24年5月12日(土)午後5時30分から鹿児島県歯科医師会館5階大ホールにおいて、参議院議員石井みどり氏をお招きしてデンタルミーティングが開催されました。

来賓 鹿児島県歯科医師会
鹿児島県議会
鹿児島県歯科衛生士会
鹿児島県歯科用品組合
森原久樹会長
大園清信議員、酒匂卓郎議員、尾辻 義議員
宮脇恵美子会長
濱田一郎組合長

-次 第-

  1. 1.開会の辞  県歯科医師連盟副会長 下田平幸一
  2. 2.会長挨拶  県歯科医師連盟会長 曽山幸一
    石井みどり先生は、歯科医師会の職域代表として参議院議員比例代表で当選され5年目を迎えられたが、その間、歯科口腔保健法の制定、診療報酬改定でのプラス改定など歯科界のために働いていただいた。今回、医療現場の声を国政に届けていただくためにデンタルミーティングを開催したので、忌憚のない意見を出していただきたい。
  3. 3.来賓挨拶  県歯科医師会会長 森原久樹
    「政治」という言葉を辞書で調べたところ「社会の対立や利害を調整して総意をもって意思決定し、これを実現するプロセス」とあった。石井みどり先生には、職域代表として一生懸命がんばってもらっている。また、鹿児島県歯科医師会では、歯科医療関係団体として歯科技工士会、歯科衛生士会、歯科用品商組合との4者協議会で協力していただいている。
  4. 4.国政報告  参議院議員 石井みどり
    参議院議員選挙で当選させていただいて5年目になったが、実現できたことと実現できていないことがある。実現できたことの一つに歯科口腔保健法があるが、政局が絡んできたこともあり、成立までにかなりの期間がかかってしまった。この法律は理念法で具体的な施策は今からやっていかないといけない。同じようにスポーツ基本法も決まったが、各項目に「歯学」の文言を入れることができた。
    また、東日本大震災で、身元確認に多くの先生方が駆けつけてくださったが、現在、歯科医師の身元確認について明確に規定している法律が存在していない。それで「死因究明推進法案」、「警察等が取り扱う死体の死因又は身元の調査等に関する法律案」の成立を待っている。津波により照合のデータを紛失して身元確認が困難なことが多数あったが、この法律により、生前情報(歯科CT、パノラマなど)のデータベース化が目指されることになる。
    今のところ残念ながら歯科医師は身元確認しても死体検案書は書けない状態にあるので、今後私が目指すことは、身分法制上のそういう差があることも改正できるようにしたい。
    歯科口腔保健法に関連して、20歳から60歳までの健診をどうするか基本的事項が決まっているが、今すぐ働いている方の健診につながるかは最終的には労働安全衛生法の改正ができるようにしたいが、一番難しいことだろう。
    また今後の目標として、

    • ・まず今年の4月1日付けで二人の歯科医師が保健所長になられたが、それは医師が保健所長として該当者が無ければ、2年までは歯科医師でもなれる。もう2年医師がいなければ、続けて2年なれるとなっていて、一時的ということになっているのでその地域保健法を変えていきたい。
    • ・介護保険法は主事歯科医師の指示書が反映されるようにしたい。
    • ・学校保健安全法に歯周疾患が入っていないので、学校病に指定されるように実現させたい。
    • ・指導監査の問題については、運用の問題は日本歯科医師会が厚生労働省保険局医療指導監査室と折衝中でありますが、その根拠法となっている健康保険法の改正を行いたい。これは、かなり難しい問題だが、歯科医師会だけではなく医療界全体が求めていることで、自民党で勉強会を開催し、取り組んでいる。

    このようにやるべきことはたくさんあり、来年には参議院議員選挙があるが、6年の任期、残り1年ではすべて実現させるのは難しいので、また議員として働かせていただきたい。

  5. 5.フリーディスカッション
    曽山連盟会長が座長となり、会員とのフリーディスカッションが行われた。

    【質問①】 税と社会保障の一体改革案の中で受診時定額負担、前期高齢者一部負担金、特措法、事業税非課税、消費税の損税、国保の定率補助の問題についてお聞きしたい。
    【石井氏】 受診時定額負担は「保留」案件となったが、健康保険制度を今後どう運営するのかの議論がないうちに定額負担が出てくるのは、おかしいと思う。患者負担増による受診抑制が考えられるので、引き続きこの問題について取り組んでいきたい。
     関連して国保の定率補助の問題についても前期・後期高齢者の拠出金の支出が大きい事もあり、国保組合の制度基盤を大きく揺るがすことになる。社会保障制度をどうしていくかの議論を国会で行っていかないといけないと思う。
    消費税については自民党も10%を訴えていたが、インフレターゲットを設定するように言っている。消費税の損税については、歯科界への影響を最小にするように日歯・日歯連盟と共に検討していきたい。関連して、事業税非課税措置、診療報酬の四段階制、あるいは租税特措法26条の存続に関しても、今後は難しくなっていくので、歯科医師会もシュミレーションをしながら、考えていかないといけないと思う。
    【質問②】 金パラ問題についてはどう思われるか?
    【石井氏】 相場で変動する材料を解消する方を考えていくべきではないか。代替材料を一日も早く開発していくことが大事だと思う。
    【質問③】 保険診療窓口自己負担を3割から2割に下げられないのか?
    【石井氏】 自己負担金については高額療養費、医療費控除などの対策はある。診療報酬費を上げるということは国民から理解は得られないだろうが、自己負担金を下げる事は、同じ国の財源を使うことで国民の理解を受けやすいので、医療界全体で訴えていくべきだろう。
    【質問④】 歯科の初・再診時基本診療料の医科並の引き上げについてはどう思われるか?
    【石井氏】 保険局に言われることは、過去の歯科医師会が初再診の診療料より特掲診療の方の診療を上げるように言われてきたと言われるが、長年医科と歯科の格差があるのはおかしいと思う。これからもずっと主張していかないといけない。
    今回の改定で、診療したときに何回でも請求できる処置の点数が上がったことで、多少見直されてきたのではないか。
    【質問⑤】 国民皆保険に関連してTPP問題についてはどう思われるか?
    【石井氏】 今、国が詳しい情報を公開しないために、国民が情報を持っていない。株式会社の参入や混合診療の解禁などで所得によって受けられる医療に較差が出てきて、ひいては国民皆保険の崩壊につながる事になりかねないので、TPPへの参加については反対だ。
  6. 6.閉会の辞  県歯科医師連盟副会長 森原和久


会長挨拶:曽山幸一県歯連会長


来賓:鹿児島県議会議員


来賓挨拶:森原久樹県歯会長


国政報告:石井みどり参議院議員


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