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2011.3.8

会員の声にこたえて(神奈川県横須賀支部)

横須賀市歯科医師会(佐久間博一会長)(本会)は、平成22年10月1日より、横須賀市民に対し本会独自の20・30歳成人歯科健康診査を実施した。

現在、横須賀市が、全市民を対象として1・5歳児から高校卒業までと、40・50・60・70歳に実施している成人歯科健康診査を含めると、今回の実施により生涯途切れることのない市民健診の実現となる。

横須賀市歯科医師連盟(松井利行理事長)(本連盟)では、事業として会員からの要望をFAXで募る。一昨年度(平成21年度)、その一つに、20・30歳 成人歯科健康診査対象年齢の拡大があった(既存の成人歯科健康診査は、40・50・60・70歳の節目年齢4回)。横須賀市の市民健診は1・5歳に始ま り、高校卒業後は、40歳までの22年間行われていない現状を踏まえ、会員の一人が「20・30歳代の市民健診の空白期を埋めたい」という思いから始まっ た。

要望事項検討委員会(林忠司委員長)は、実現に向け検討した結果、「生涯途切れることのない健診実績を先行してつくり、市民の健康寿命の向上に貢献し、最終的に行政の予算化を目指す」こととなり、昨年(平成22年)5月答申がなされた。

そこには、市長への20・30歳成人歯科健康診査必要性の提言、実施にあたり行政への協力内容(主に市民への周知)、会員へは、具体的な施行方法が、また、行政や市民への対応窓口は、歯科医師会であることから本会との協力が、不可欠であることが明示された。

問題は健診報酬について、行政からの補助金はない。そこで、少額ではあるが本会と本連盟が協力して、その予算を出し合い総枠を決め、年度末に実施された総件数で割り単価と算出し、健診件数に応じて健診報酬を支払うことにした。

よく歯科医師会と歯科医師連盟は車の両輪に例えられるが、今回は、まさにその実例となった。今年度、会員の善意によってスタートした事業を本年2月24日 に神奈川県議会において議決され7月より施工されます「神奈川県歯及び口腔の健康づくり推進条例」にもとづき8020運動に同調し1・5歳~80歳までの 健診を目的として、今後、市民の健康寿命の向上を願い、行政の理解を得ながら制度としての予算化を目指したい。