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サルコペニア
「サルコペニア(sarcopenia)」は筋肉減少症とも言われ、フレイルの最たる要因でもあり、要介護の入り口にもつながります。
全身のサルコペニアとは全身の筋肉の減少であり、口腔のサルコペニアにつながります。全身のサルコペニアは、全身の筋肉や筋力の低下につながり、身体機能の低下につながります。筋肉が衰えると運動量が減り、食欲がわかず不十分な栄養摂取につながるおそれがあります。
口腔のサルコペニアは、咬合力の低下、舌運動の低下、食べる量の低下といった口腔機能の低下といった状態を呈してきます。口腔機能の低下等による摂食嚥下障害は、低栄養の発現と密接な関連性を有します。
口腔機能の改善を図り、全身のサルコペニアを悪化させないようにしていく必要性があります。